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「わ、わわ私ですか?!そそのあんまり…話したこともないですし、よくわからないです…、か…かっこよかったですけど」
かっこよかった…だと…?
俺はガチャーンという音とともに椅子から転げ落ちていた
「お、お兄ちゃんっ!!大丈夫ですか!?」
かなみがすぐそばまでやってきたが俺はまだ心の整理がつかなかった
「好き…なのか…?」
「まだそんなの考えてませんってば!!」
「でもメールしたり遊びに行ったりするんだろ…?」
「…見たんですか?」
「あ、その…ハンカチを洗濯に出そうとした時に一緒に落ちて、いや違うな…ああ…見た、言い訳しない。ごめんな」
「別に怒ってないからいいですよ。バイト先にバスケ部の1年生が来てたんですけど…、バイト終わって外に出たら荒木君達がいて…」
そこでかなみは一区切りしコップのお茶を飲みほした
「そしたら…にゅ、入学式のときにひひひひ一目惚れしたって…」
かなみは顔を真っ赤にしてそう言った
「そ、それでお前…どうしたんだよ…」
「まだ私は君の事知らないから、そういうの関係なくまずはお友達になりましょうって」
「ダメだ!!」
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