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「…………とりあえず今日は片付けして寝るしかない…か」
ぼーっとしてると後悔ばかりが押し寄せてくるので家事を一生懸命やることにする、普段やらない洗濯もかなみが寝てしまったため自分でやる(かなみの服のときは目をつぶってた)
「ふう…やっと終わった…」
リビングのソファーに座って一息つく、気がつけばもう深夜1時を回っていた…
「………ギターとってこ」
2階に行き部屋からギターをもって降りてくる。このギターはもともとはかなみが『ギター弾いてる人かっこいいですね!!』なんて言ってたから始めたのだが今はもう趣味になっている
「母さん入院してから忙しくてしばらく弾いてなかったかな…」
俺は適当につまびいてく
「曲弾けるようになってかなみに見せたときすっごい驚いてたっけか」
弾いてる途中でビィンッっと弦が一本切れた
「ははっ、弦にも嫌われた……、ちくしょう…俺はアホか、じゅんやに言われたばっかだろうが…」
後悔が溢れ出てくるのを表すかの様に涙が出てきた
「ダメだ…寝よ。寝て起きて切り替えて頑張って振り向かせてみせる、こんなもんで諦めるかよ」
俺は部屋に戻りベッドに入り目を閉じた
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