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朝の目覚めは最悪だった、6時に目が覚めたが昨夜は結局2時過ぎに寝たため睡眠時間は4時間以下眠くてしょうがない、さらに昨日のあれが夢じゃないのでもっと最悪だ
「かなみは…まだか」
一瞬でもホッとした自分を殴りたかった。二人分の弁当箱を用意し冷蔵庫をあけメニューを考える
「昨日は野菜スープだし…昼飯には肉入れるか」
キャベツと肉を取り出したところでガラッと引き戸が開く
「…おはようございます」
「ああ、…おはよう。その…かなみ!昨日は」
「お弁当…私の分は自分で作ります…」
「…そっか」
実に厳しい…、わかっちゃいたが胸が非常に痛い、涙出そうだ…
朝はそのまま会話なく淡々と過ぎていった
登校はかなみは先に行っちゃったので中1以来の一人登校だ
「教室入ったらとっとと寝よう…ひたすら現実逃避したい」
ネガティブ感MAXで教室に入って、適当に挨拶をすませて自分の席へ
「いよっ、かずま!!」
さて寝るか…
「寝るなよ!!挨拶くらい返せ!!!」
「うるさいんだがじゅんや君、僕は健全な高校生として今しっかり寝て授業に備えたいんだ、君の様な不良と絡む時間はないのだ」
別にじゅんやはもう不良ではないけど、まあ眠いのは事実だ
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