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「ねえ…かずま…、あたし昨日家着いたの10時半なんだ」
「わあーあおいさんくらいの美人がそんな時間の一人歩きは危ないよ(棒」
さすがにマズイと思ったので少しずつ椅子を後ろへ下げる
「ねえかずま君?これはなに?」
グシャグシャに丸まった紙を渡される、開くとそれは昨日の果たし状の様な物だった
「おっかしいな…確かにポケットに入れてたんだけど」
嫌な汗が止まらない
「いい3ポイントだったね」
「だろ?久々に気持ち良かったぜ」
爽やかな笑顔を向かえあう二人
「貴様ああああああああ!!」
「待て待てえ!!話を聞け!!」
掴みかかってきて右拳が左頬まで1cmで止まった
「なに…?」
「昨日は用事があってだな?」
苦し紛れの言い訳に最も説得力の無いものをチョイスしてしまった
「そうか…ならしかたないな…、次からはちゃんと連絡くらいよこしなさいよ!?」
マジか!?帰ってたよあのアホ。俺はホッとして教室の天井を仰ぎ見る
「って…んな訳ないでしょうがあああああ!!」
声に振り向いた時にはあおいの両足+水色の布が見えた
「天誅ううううううう!!!!!」
ガスッという音が教室内に響き、女子の悲鳴と男子の歓喜の声が入り混じった
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