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「かずま、昼はどうすんだ?」
4限が終わってすぐに後ろからじゅんやが突っついてきた
「あ~昨日の今日だしな…今日はここで食う」
「あっそ、どうせならあおいでも誘ってやったらどうだ?」
じゅんやはそれがいいとでもいうかのように首をうんうんと縦に振る
「冗談言うなよ、朝の見てなかったのか?それともあんな状況で飯食うのがマイブームか?」
「いいから呼んでみろって、多分喜ぶ食べに来るだろうから」
何を言ってるんだこいつは?喜んで殴りに来るの間違いだろうが…
「もしケンカでも始まりでもしたら千円もらうからな」
俺は嫌々携帯のアドレス帳を呼び出した
「……あ、あおいか?」
『何よ…今ご飯食べてるんだけど…』
「なんだもう食ってんのか、じゃあいいや、んじゃ」
『ちょっ!、何よそれ!?ちゃんと言いなさい!!』
「わかったようっさいな、ただ飯一緒に食おうと思っただけだ」
『アンタ今どこいんの?』
「あ?教室だけ…」
ガラッ
と急に教室のドアが開いたのでそっちをみるとあおいが立っていた
「よお、あおい」
『「一緒に食べるわ」』
ちょっと待て、おかしくないか?あおいの教室から俺の教室まで100mはあるぞ…
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