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正直に感想を言ってみた
でもこれで『やっぱりそうですよね!!』なんて言われたらどうしよう、ショックで寝込んじまうかも…
｢男の子の兄さんでもそう思うんですね、ていうか意外でした…悪口言うのかと｣
言いたかったよ!!めっためたに!!でも言える隙間がないんだよ…
｢い、いいお兄ちゃんとして適当な事は言えんからな!｣
｢もし適当な嘘言ってたらほんとに嫌いになるとこでした｣
ニコッと微笑むかなみ
てか嘘つかなくてよかった…、最初は少し考えてたけど…
｢あ…当たり前だろ…?｣
｢なんで疑問系なんですか…ていうか考えてたんですね…｣
若干呆れた様に頭に手を当ててから口にする、俺は言い返せず俯く
｢それにしてもそんないい人だったらちょっと付き合ってみたくなりますね｣
ちらっと横目でこっちを見てたみたいだが俺は気づかずに歯を喰い縛っている
｢兄さ…お兄ちゃん、昨日も言ったじゃないですか、兄妹はダメなんですよ?｣
お兄ちゃんと呼ばれた事で目を輝かせたが続く言葉にそれも長くは続かない
｢昨日お兄ちゃん言ってたじゃないですか私の幸せだけ考えてるって…、自分の幸せを語るのって変な気がしますけど、私は普通の幸せでいいんです…変わらない日常がいいんです｣
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