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「だからなんですか?」
首を傾げながらこっちを見るかなみ
「かなみは言った、俺らが付き合うのはダメなことだし仮に付き合っても世間からは受け入れられずに非難されて、そんな生活が幸せなのかって…」
かなみは黙って続きを待つ
「まだ兄妹がダメってのはわかんないけど、世間だとか非難だとかは…そんなもん気にならない位幸せにしてやる!!俺の全部をかけて!」
そう俺は堂々と宣言する
「それがこの前答えられなかった俺の答えだ!どうだこのやろう100点だろ」
しかしかなみはどうしてか呆然として俺を見つめている
「か、かなみさん?どうしました?そ、そんなに見られるとかなり恥ずかしいんでしが…」
俺が噛んだにも関わらず無反応…さらに恥ずかしいんだが…
俺がどう反応していいかわからずいろいろと声をかけていると突然顔を真っ赤にしてかなみが口を開く
「ば、ばばばばかな事言ってないではははは早く出てってください!!」
バカ!シスコン!アホお兄ちゃん!!
と罵りながら部屋の物を投げてくる
「痛い!痛い!!目覚ましとか投げるな!!ハサミはダメだろうがあああああ!!」
慌てて部屋を出てドアを閉めて床に腰を着く
すると中から声が聞こえてきた
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