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「は?ナンパ?そんなことより体育祭での1人者を卒業する方が優先だろ」
じゅんやはわかってないな、とでも言うようにちっちっちと言いながら右手の指を振る
「かずま…お前は勘違いしてるぞ、これは街中でやるようなナンパではないんだよ…」
「まさか…お前…」
背中に嫌な汗をかきながらゴクリと喉をならす
「校内でナンパすんだよ!」
「くだらね~ただのアホな子じゃねえかよ、絶対やんないからな!」
じゅんやのアホ過ぎる申し出を一瞬で蹴散らす、そんな痛いこと出来るかっての
「なあそう言うなよ…ジュース1本でどうだ?」
「100円ごときの為に恥かけってか!?」
「じゃあ…あの1個300円強のあのアイスでどうだ?今ならかなみちゃんのぶんも奢るぞ!!」
「よしノった!」
あのアイスかなみが食べたがってたんだよ…でも高くて手が出せなかったんだよな…
「んじゃあ放課後にこの階でもぶらつくのか?」
「何言ってんだ、この際お姉様でもロリでも構わん、去年のような悲劇さえ起こらなければ…」
去年俺らはフォークダンス前にトイレに行ってたらその間に始まって余った俺らはしょうがないから教師とやることになったんだが
じゅんやはゴリラとの愛称(?)で蔑まれてる同じく体育教師の浦野先生だった、おそらくそれがトラウマなんだろう
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