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「4階…まあ3年のとこだ、俺みたいな甘いマスクにお姉様方は母性本能をくすぐられるはずだぜ?」
「さいですか…」
じゅんやの話を無視して階段へ向かう
この学校は1階が職員室などの職員系、2階が1年、3階2年、4階3年、5階が特別教室というように割り振られている
4階につくとじゅんやは早速廊下をうろつき始める、俺はあくびをしながらついていく
(今日は取り立ててやんなきゃいけない家事もないし、こっちにちょっと長くいて夕飯は簡単にするかな)
携帯を開いて冷蔵庫の食材で簡単に作れそうなレシピを探してると何かにぶつかった
「いった…」
顔を上げるとじゅんやの背中が見える
「おい急に止まんな、見てなかった俺も悪いけど…ておい!じゅんや!」
何も反応しない、なんかこいつに無視されんのはムカつくな
「おいかずま…」
「んだハゲ?」
「俺は…出会っちまったようだ…、まさにデスティニーを感じる出会いだ…」
「デス…ぶはぁ」
ヤバいふいちまった、なんだよデスティニーを感じる出会いって
「ど…どれにぶふっ…だ?」
笑いを何とかこらえてじゅんやの肩から顔を出す
「あれだ、あの髪の長い人」
「ほう…」
確かによさげだ、かなみが可愛いならあの人は美人ってとこだな
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