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しかしだ…
一体どうやって話しかければいいんだ?
昔の俺はどうやって話しかけていた?
そもそもかなみは話をしてくれるのだろうか…
そんなことを考えていると
かなみはどうやら母が部屋に以内ことに
気がついたらしく、気まずそうに口を開いた
「お兄…ちゃん?
お母さんどこいるか…知らない…ですか?」
やはりついこないだまで小学生だった
かなみにとっては不良という存在は
恐怖の対象なのかすごく喋りにくそうだ…
「し…知らね、さっきまではいたけど、ななんか急に外出てった」
一応頑張っていつも通りに話したつもりだ
でもいつもよりトゲ少なな気がする
いつもはもっと突き放す様に言うからな
てか「ななんか」ってなんだよ…さすがに焦り過ぎじゃないか?俺…
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