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「そうですか…ありがとうございますお兄ちゃん」
心なしか何となく最初よりも顔がほっとしてる…気がする
そのままかなみは部屋を出て行こうとした
が…このままじゃ今まで通りだ
この感情に気づいた今、昔の様にとはいかずとも
せめて普通の兄妹に戻らなきゃ俺に
かなみと付き合うチャンスは生まれ得ない
何か…何でもいいから感想を言ってやらないと
そうだ!「似合ってる」とかなら
きっと普通の兄妹の様だろう
よし…
「かなみ!その…か可愛いぞ!!
多分!うちの中学で一番!!」
「ふぇ…おお兄ちゃん?どどうしたんですか?」
ちょおま…アホか俺はああああああ!!
「あいや、違うんだかなみそのあれだ
間違いだテレビで言ってたセリフだ今のは
ほんとはちょ…ちょっと似合ってる
って言いたかったんだ」
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