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「なんだか、今の話しをきいたらヘクターが心配になって来たな・・・・・・・・」
「ヘクターなら、大丈夫だろう・・・・今まで、ゾンビや幽霊とは、何度も戦っているからな・・・・・・・」
ジェラールが笑いながら、バイソンを見る。
「しかし、自分なら戦闘で、幽霊と出会すのとプライベート・・・・・しかも便所で、幽霊と出くわしたらビビりますがね・・・・・・」
バイソンが溜め息混じりに、ジェラールにそう言った。
「そうですよ・・・・・・・・有り得ない場所や、そう言う予想しない場所から、お化けが出るから怖いんですよ!」
「そう言うものなのか?」
ジェラールが首を傾げた。
「ではジェラール様、ご想像ください・・・・・・・・・・ジェラール様が、寝ようと思いベッドに横たわると、シーツが・・・・」
アリエスが一息吐いて、周りの空気を静寂に変え、また話しを展開しようとした時だった。
「ぎゃああ!」
「ぎゃああ!」
「うわぁ!」
静寂を切り裂いて、部屋にヘクターが駆け込んで来た。
「ははは、みんな驚きすぎだよ・・・・・・・ヘクターじゃないか」
ジェラールが笑いながら、胸を押さえて息を荒くするアリエス達を見た。
「じ、ジェラール様・・・・・と、トイレに・・・・トイレに!」
「髪の毛の長い女でも、出ましたか?」
「ああ!」
「まじ!?」
腰を抜かしたヘクターの様子から、それが冗談で無い事が容易に察することができる。
「いや待て・・・・・・ヘクター本当に、トイレにでたのか?」
「勿論、本当ですよ!・・・・・危なくチビって、冗談抜きでお漏らしヘクターの烙印を押される所でした!」
息を切らせながらも、ヘクターがジェラールにあの恐ろしさを訴える。
「お漏らしヘクター・・・・・・・冗談抜きで、不名誉な通り名だ」
「・・・・」
ジェラールがすくっと立ち上がり、当たりを見渡した。
「ジェラール様?」
「まさか・・・トイレへ・・・?」
「いや、様子がおかしい・・・・・・・・胸騒ぎがする」
「!」
みんなが立ち上がる。
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