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ジェラール達が警戒する中、偵察を終えたキャットが部屋に駆け込んで来た。
「ジェラール様大変です!・・・・・・・近隣のモンスターが、殺気だっております!」
キャットがそう言って、ジェラールを見た。
「やはりか!」
「・・・・ジェラール様!」
みんながすぐさま、臨戦態勢に入り武器を装備する。
「ティファールから、引きますか?」
アリエスがジェラールに尋ねる。
「馬鹿を言うな!・・・・・・・ティファールには、僅かな若者と老人しかいない・・・・・・とてもモンスターを抑えられる筈がない」
ジェラールがそう言って、アリエスを見た。
「我々だけで・・・・・・抑えられる数だといいのですが・・・・」
バイソンも武器を見ながら、敵の規模に不安を抱く・・・
「ジェラール様、提案が御座います・・・」
「?・・・何だ?キャット」
ジェラールがキャットに、向き直った。
「私が勝手に調べた所、ルドン鉱山にモンスターのリーダーがいるみたいです・・・・・・リーダーを潰せば、ティファールに来るモンスターの統率を挫く事ができます!」
「なるほどだな・・・・」
ジェラールがそう言って、キャットを見た。
「今すぐに、出立だ!モンスターがティファールに来る前に蹴りをつける!」
ジェラールがそう宣言して、みんなを見た。
(ルドン鉱山)
危険な夜の山道を通り、ジェラール達はルドン鉱山にいた。
「キャット、間に合わないと判断したら、ティファールに戻り、町民に避難勧告を出してくれ」
「了解です」
キャットを入り口に残して、ジェラール達がモンスターのリーダーを目指して突撃した。
「アリエスは、後方から援護!・・・・・・バイソン、ヘクターはオフェンスだ!」
ジェラールがそう言って、中央突破を敢行する。
「狙うのは、モンスターのリーダーのみ!・・・・・・・行くぞ!」
「!」
爬虫類タイプを始めとして、ゾンビタイプが鉱山内部をうろついていた。
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