日常

4/13
1804人が本棚に入れています
本棚に追加
/309ページ
「よし、終わった。」 あれから10分かかり今ある仕事が終わった。 既にここ生徒会室には僕と結衣さんと綾瀬さんしかいなかった。 「じゃあ三坂くんも仕事が終わったことだしお昼にしましょうか。」 「そうね。」 綾瀬さんと結衣さんがお昼ご飯を用意する。 「すいません。僕の仕事が終わるまで待ってもらって。」 「良いのよ。皆で食べた方が美味しいから。ね?梨華。」 「ええ。それに…。」 綾瀬さんは結衣さんを見て呟く。 「誰かさんはこの時をすごく楽しみにしていたみたいだしね?」 「ちょっ!梨華!」 結衣さんがあわてふためいた。 「さあ食べましょうか。」 そんな結衣さんを無視して綾瀬さんはお弁当を広げる。 「もう…梨華ったら……。」 結衣さんは心なしか頬が赤い。 なんでかな?
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!