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「よし、終わった。」
あれから10分かかり今ある仕事が終わった。
既にここ生徒会室には僕と結衣さんと綾瀬さんしかいなかった。
「じゃあ三坂くんも仕事が終わったことだしお昼にしましょうか。」
「そうね。」
綾瀬さんと結衣さんがお昼ご飯を用意する。
「すいません。僕の仕事が終わるまで待ってもらって。」
「良いのよ。皆で食べた方が美味しいから。ね?梨華。」
「ええ。それに…。」
綾瀬さんは結衣さんを見て呟く。
「誰かさんはこの時をすごく楽しみにしていたみたいだしね?」
「ちょっ!梨華!」
結衣さんがあわてふためいた。
「さあ食べましょうか。」
そんな結衣さんを無視して綾瀬さんはお弁当を広げる。
「もう…梨華ったら……。」
結衣さんは心なしか頬が赤い。
なんでかな?
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