*もう一人の僕*

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「朝倉クンってそんなキャラだったっけ?」   「ちょっと苦しかったから」  あぶねぇー くそっ何で俺がこんな面倒な事になってんだ どうしても顔が釣り上がってしまう   「ジー」   何だ何だ この上野って奴、さっきから怪しげな目で俺を見やがって   「イテッ何しやがるっ」   意気なり顔をつねられ俺はついそのまま口にしてしまった 慌てて口をふさぐと   「どうやら本物みたいだけど、朝倉クンってそんな言葉遣いだったっけ?」   ウザい、何なんだよ 俺はイライラが積もるばかりだったが必死にこらえ 「何言ってるんだよ、上野サン…僕は僕だよ(笑)」   俺は一秒でもこの場所から抜け出したくて、そう言い残し慌てて保健室を出た   このまま学校にいるのはマズいな
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