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僕と上野サンは同じクラスだった
僕は上野サンの事を知っていた
好きとかじゃなくて憧れていた
「朝倉ーこれよろしく」
「えっ、でも僕係じゃないし…」
「よろしくな!朝倉…」
「…うん」
まただ…
変に言い返してもめるのも嫌だし
「おいっ…そこの男子!何自分の仕事他人に押し付けてんだ」
「違うよ~桜チャン、こいつが自分から」
上野サンがじっと見詰めてきたから僕は顔をそらした
「わかった…じゃあこの桜様が手伝ってあげよう!あとそこの男子、君に「桜チャン」なんて名前で呼んでいいなんて許可した覚えはないから」
上野サンはノートを半分持つと
「行こっ!朝倉クン」
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