*僕らの秘密*

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「失礼しましたー」   二人で職員室から出ると、たぶん先輩であろう男子生徒が上野サンに声をかけてきた   「ゴメンね、朝倉クン…先に教室戻ってて!」   僕が教室に戻ってすぐに上野サンが戻ってきた 上野サンを見たクラスメートの女子達が上野サンを取り囲む   「ねぇ、桜ー北島先輩から告られたでしょ?」   「まぁねー」   「カッコイイよね、男子バスケ部の部長で成績トップでなんたってあの顔!」   「そうかねー」   「まさか桜…ふったの?」   「そだよー」   女子達が大声で騒ぎだした  「何でよー桜ー、あんたこれで何人目?」   「数えた事ないから」   そう言うと上野サンは立ち上がり 「ゴメン!気分悪くなったから保健室で休んでくる!」   「ちょっと桜っ!…どう見ても元気じゃん」   その後だ… 僕が凄い頭痛に襲われて、たぶんもうろうとしながら保健室へ行ったんだと思う
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