three

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「聞いてるのかっ、あやめ!」 「はいはい、聞いてるよ。叫ばなくても聞こえるから、ちょっとボリューム下げてくんない?のど痛めるよ」 「えっ……俺のこと心配してくれてるのか?」 あれ、おかしいな 各務がパッと笑顔になったんだけど てか心配してる訳ないし 黙って欲しかっただけなんだが 「やっぱり、あやめは本当はいいヤツなんだな」 おめめキラキラさせて、サブイボな台詞を吐く各務 もうムリって思った時 「すまない、あやめ。待たせたな」 食堂の扉が開き、聞き覚えのある声がした
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