宵待(よいまつ)の膂鷺(みち)
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何気なく空を見上げると、綺麗な虹の橋が架かり、眩い赤い光が差し掛かろうとした瞬間、東雲(しののめ)の空に、瑠華(るか)には、龍神が顔を出したかのように見え、暫(しばら)くすると、縹渺(ひょうびょう)にその姿は、一瞬にして消えた …。
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