宵待(よいまつ)の膂鷺(みち)

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そして、暗澹(あんたん)の街路樹に、微かに聞こえる誰かの囁く聲 …。 「俺は、ずっと、キミの傍にいるから …。」 どこかで聞いたような懐かしい聲 …。 泡沫夢幻(ほうまつむげん)に映る姿。 「 誰?」 誰か瑠華に近寄り、手を差し伸べた瞬間、何処(いずこ)へと遠離(とおか)り、触れられぬ想いを知る …。
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