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そのあとはよく飲んだ。いつのまにか、私もラムを飲んでいた。
甘いトウキビの蒸留酒はその香りを嗅ぐごとに陽気になる気がする。
実際、よくしゃべった。だいたいくだらない事ばかりだった。
私が仕事の話をすれば、彼女は就職難と今の事務機器のメーカーに就職した事を話す。
「神様が就職?」と言うと、
「だって立派なお社なんかあれへんもん。賽銭入ってこうへんなら稼がなあかんやん」
彼女はケラケラ笑いながら答えた。
だんだん、神様なのか、ただの酔っ払った女の子なのか判らなくなってきた。
千夜さんもかなり飲んでいるはずだが、顔色は少しも変わらない。話を聞きながら、ときどきツッコミを入れながら、平然と動いていた。
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