「あいたい」

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あの日のデートの帰り道 手と手を繋ぎゆっくり帰った あの道。 これは高3の時のお話しで クラスで一番の君が こんなちっぽけな僕を選んでくれた これが人生で初めての恋 だった。 もちろん僕は君にぞっこんで 毎日が楽しかった。 朝は一緒に登校し 昼は屋上でお弁当 そして帰り道は何時も行ってたゲーセンで2人で盛り上がる これが一番最高の時間だった。でもある日君が突然 「あいたくない」のメール 僕は一瞬で崩れた 「えっ何で?」って言いたかったけれど何故か言えなかった あの日。 僕は悔しくて悔しくて 何日も泣いた 君の事を忘れる事が出来なかったから。 「あいたい」ただそれだけが 僕の頭の中をぐるぐるしてた。ある日突然君からのメール 「声・・・聞きたくて」 僕は直ぐに「今どこ?」って 言って携帯を捨てた。 でもあることにきずいた・・・携帯が無いと場所が分からない僕は慌てて家に戻ろうと 振り向くと目の前に君がいた。「ごめんね」 僕は泣いた・・・ びっくりもあるけど 何故か泣いていた・・・ 「あいたかった」って・・・ もちろん僕も「あいたかったよ」。 それから5年が経ち 僕は君にプロポーズをした。 答えはもちろん 「私で良ければ」 僕は小さくガッツポーズ
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