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「千恵美、圭チャンって
呼びたいの!!!」
「あそ、」
怒りを越して呆れしか
出てこない。
「何でそんな素っ気ないの?」
意味わかんねえから。
俺はお前の彼氏でも
親しい訳でもねえよ?
何勘違いしてんだよ、
「んな事より授業遅れるよ?」
なるべく丁寧に、
なるべく優しく、
のつもりだった。
「…話反らすんだ、」
一瞬めちゃくちゃ
睨まれたよな.
長い髪を翻しながら
立ち去る彼女を
何度目だろうと考え
ながら見送った。
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