喋れないからなんだ

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なんとか講堂に間に合う 既に生徒達は席に着いている ちなみに、講堂もどこに座ろうが自由だ ちょうど、4つ並んで空いてる場所があるのでそこに座る 座ったのを見計らったかのように、ステージに人が上がる 「では、これから始業式を始めます」 どうやら始まるようだ 隣を見ると、ロックは既に鼻ちょうちんが出来ている 早い、早すぎる 最初は校長の話から入る 「え~・・・であるかして~・・・・なので・・・・・だから・・・・・君たちは・・・・・ですから・・・・・(ry」 実に長い なぜ校長という職業の人はこうも話が長いのだ いや、短い人もいるが、それが希少種のように少ない この学園の校長も、その希少種ではないようだ。 校長の話だけでも15分は過ぎている いい加減先生達も校長に耳打ちをし、強制的に終りにさせる 「では、諸君!良い学園生活を!」 締めだけは簡潔に終わる それを話にしてください 校長が満更でもない顔でステージを降りる 「えー・・・次は、『新生徒会長』からの言葉です」 そういうと、一人の女性がステージに上がる 俺はその女性を知っている、見慣れているともいうか マイクがある場所まで移動すると、講堂を見渡す。 「皆さん、お久しぶりです。入学してきた人たちは始めましてだな。私は『ルクス=アルク』、今年、生徒会長として選ばれた。まだ2年だから不甲斐ないこともあるだろうが私なりに頑張ってみようと思う。皆も、この学園を良くしたいと思う気持ちがあるなら。是非伝えてくれ、私はDクラスに居る、以上だ。」 会長・・・・ルクスは、4貴族の一人だ・・・。 カリシア リゾット シルバ ルクス これが俺達4貴族 この話は後に出るだろう とにかく、ルクスのあいさつも終り、後は諸連絡だけだった。 それ以降は10分も経たずに終わる それを考えるとどれだけ校長の話がなかかったのかが窺える
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