プロローグ

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夜、外は嵐の如く強い雨が窓を叩きつける。 時折、雷もなり、更にその雨の激しさを誘っていた。 しかし、その『屋敷』の中の男には関係無い話だ。 目の前には大きな扉、そこは自分と妻の寝室 しかし、今は入れない 男もジッっと座っていられないかのように同じ場所をグルグルと回っていた・・・。 「ぬぅ~・・・」 男が低く唸る 何分、いや、何時間? いくつの時が経ったか分からない 突然、目の前の大きな扉がバン!!と開かれた 「旦那様!!!」 「どうした!!?」 中から出てきたメイド服を着た女性が声を荒げている。 その雰囲気に男は不安な顔をする
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