始まり…

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結局、来てしまった… 「遅いよぅ~、お兄ちゃん」 「全く、こんな衰弱した状態で鬼神と闘えと?」 「あははは!大丈夫だよお兄ちゃんは強いもん!」 なんで、ガッツポーズを決める…。 「あっ、これから適性検査があるから頑張ってね!」 「あっ、おい!」 また、行ってしまった…。適性検査か、行くか。 (ようこそ。君が友哉君だね) (心の準備が出来たら、そこのボードに腕を置いてくれたまえ) ここは訓練用の部屋なんじゃないか? それに、これがボードだと?どう見てもギロチンだろ! ガシッ 何をする気だ… ガゴン! ギロチンが勢いよく、友哉の腕に落ちた… 「うわぁぁぁぁぁぁ!」 腕が千切れそうな痛みに友哉は錯乱するを得ない… 「ぐあっ!あああああー!」 ギロチンが友哉の腕からはなされる。 (おめでとう。これで君もスカーレッドナイトの一員だ。体調に不良がある場合はすぐ申し出るように。) くっ、酷い目にあった… 「あ、君も新入りなの?」 誰だ、この男は… 俺と同い年かな。 「俺は、阿倍 たかし。よろしく!」 「あっ、ああ、よろしく」 俺とたかしはその後、意気投合した。 「おい!そこの新入り!」 「「はっ、はい!」」 なんだ、この人は。 「私は、坂本 魅御。お前達の教官だ!これから、二人にはメディカルチェックを受けて貰う。では、友哉から行ってこい」 「は、はい」 俺はたかしと一旦別れるとエレベーターでメディカルチェックをする部屋に向かった。
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