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貴士と別れた後、俺はメディカルチェックのためエレベーターに乗っていた。
「はぁ、メディカルチェックか~。勘弁してくれ…」
コツコツ
結構、長い廊下だな。
コンコン
「失礼します…」
「やあ~。予定より3059秒早い到着だね」
「無駄話をしてないで、仕事をしたまえ。星夜博士」
「すまない。自己紹介が遅れたね。私は、ヨハン・グランツ。このマテリアル基地の支部長だ。こちらが、鬼神、研究専門家の星夜博士だ」
「よろしく~」
「あっ、よろしくお願いします」
ヨハン支部長か~。友紀のいうとおり、気難しそうな人だな。
「そうだ。メディカルチェックの準備ができるまで、ここの説明をしよう」
「はい」
「我々スカーレッドナイトは人類滅亡を防ぐため元東京湾に島国を造ろうと考えた。これが、シャングリア計画だ。そこで、君たちには鬼神の素材回収及び、民間人の防衛にあたってもらう。これが、君たちの任務だ。よろしく頼むよ」
「ヨハン!準備完了だよ!」
「ご苦労。後は任せる」
二人とも、男性なのに性格が正反対だな。
「よし!そこのベッドに横になって。眠くなるかもしれないがそのまま眠っていいからね。戦士のつかの間の休息ってやつだね」
ふっ、戦士か。
あ~、意識が遠くなって…
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