レモンの蜂蜜漬け

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練習とミーティングも終わると、 時間は、もう正午を過ぎていた。 やべぇ。 あやねに連絡しなくちゃ。 ゴソゴソとエナメルバッグから携帯を 取り出す。 携帯を開くと、自宅からの着信が 6件も入っていた。 同じ時間に6件だ。 「なんだよ。急ぎの用でもあった のか?」 思わず剛流が呟くと、 隣りにいたチームメイトの翔太が茶化し てきた。 「おいおい。 彼女を怒らしちゃったのか~? 早く帰ってやれよ~。」 「彼女じゃねえよ。」 そのあとは言うつもりはなかった のだが、
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