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チロリン♪…チロリン♪…。
部屋の隅にかけた制服のポケット
から、剛流(ごうる)を呼ぶ
携帯の音…。
部活の練習で疲れていた剛流は、
ベッドで眠っていたが、
心地好い携帯の音に反応して
目を開けた。
メールをしてきた相手も、
そのメールの嬉しい内容も、
すべてわかっていたからだ。
携帯を開くと、ニコリとする。
✉「明日の試合、応援行くから。
剛ちゃん、おやすみ。」
剛流のニコリの理由は、
自分の予想が、見事に的中してい
たことと、
それから、
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