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✉｢今日はﾚﾓﾝ作ってないの？
午後から遊ぼ。｣
久しぶりに剛流に会える。
彩音は自然とｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞをして
喜んでいた。
✉｢剛ちゃん、
ﾚﾓﾝが食べたいだけ
でしょ？｣
嬉しい時に辛口な表現をしてしま
うのは本当は照れ屋さんな彩音の
いつもの癖である。
✉｢そのとおり。｣
剛流からも辛口なメールが返って
きてしまった。
｢も～剛ちゃんったら、いじわる｣
と呟いて、唇を突き出した彩音が
携帯を一度ﾊﾟﾀﾝｯと閉じると、
すぐに剛流から、
今度は、電話がかかってきた。
｢もしもし。｣
｢あやね、
今、膨れっ面してるだろ～？｣
｢してないよぅ。
今日はﾚﾓﾝないからね～だ。｣
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