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キーンコーンカーンコーン・・・
「うーん、今日の学校終了♪」
「雅(ミヤビ)、この後暇?」
ここは風見町という町にある風見高校。雅と呼ばれた少女はこの高校に通う一年生、藤野(フジノ)雅。そして雅を呼んだのは同級生の蒼樹悠真(アオキ ユウマ)という少年だ。この二人は幼なじみで、今までずっと一緒に遊んでいたりしている。
「もちろん♪」
「じゃあ帰りにいつもの場所寄って行こうか?」
「うん♪」
二人は帰り道に何処かに寄っていくようだ。
「よし、着いたね」
二人が来た場所、そこはカードショップだった。それも店内は新しく、かなりの広さがある。
「早く入ろうよユー君」
「分かってるよ」
雅は着いたばかりにも係わらず、待ちくたびれた様子で中に入るように悠真を急かす。悠真はそれに返事をすると、雅の後に付いて店の中に入っていった。
「今日は何買おうかなー♪」
店内に入り、雅がショーケースを見回していた。その中に入っていたのは、世界で人気になっている遊戯王カードだ。
「あんまり高いの買わないようにね」
「分かってるよー、それにボクのデッキに合わないカードなんて買ってもしょうがないよ」
悠真は雅に高い物を買わないように忠告すると、雅はそんな事する訳ないという顔で返事をした。
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