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「あ、でもかなちゃん先生。何で七枚なの?属性から考えると六枚の方が正しくない?」
「ふっふっふ、雅ちゃん鋭いね。でもあの属性を忘れちゃいけないよ」
かなたは何やら勝ち誇ったように雅にそう言う。
「あの属性・・・?」
「そう、あの属性。神属性を!」
かなたは尚も勝ち誇ったような顔で、そう高々と宣言した。
「・・・あ、そういえば!」
「ここから推測するに、私が何を持っているのか分かるよね?」
かなたは何か言いたいらしく、カードをちらつかせながらうずうずしている。
「神属性のカード・・・というか属性で合ってたんだね」
「まあね~、一発で見抜くとは思わなかったよ」
「でも何でかなちゃん先生がそのカードを?」
雅はかなたが封印されたカードを持っている事について疑問を持った。
「んー、何でだろうね?気付いた時にはあったから」
「ボクと同じだ・・・」
「うん、それも聞いた」
「・・・あれ?」
雅は少し考え、もう一つある事に気付く。
「かなちゃん先生何でそのカードの属性知ってるの?」
「封印解いたからだよ」
「どうやって?」
「・・・知りたい~?♪」
かなたは意地悪そうな顔をしながら、雅にそう聞いた。
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