謎のカード

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「そうなんだ」 「うん、だけど封印を解いたは良いけどまだ一回も使った事はないんだよね」 かなたはそう言いながら、苦笑いをする。 「そっか・・・じゃあかなちゃん先生、封印の解き方を教えて!」 「ああ、だめだめ今はまだ安静にしてなきゃ。封印を解くにはそれ相応の体力が必要になるから」 早く封印を解きたい雅に対し、かなたは怪我が治るまでは安静にするように促す。 「うぅ~・・・」 「まあまあ、そんなまたすぐに怪しい奴らがカード奪いに来る訳でもないから」 「・・・うん」 かなたの言葉を信じ、雅は安静にしている事にした。 「さ、今日はもう遅いから寝ると良いよ・・・って言っても眠たくないよねぇ・・・」 「さっきまで寝てたからね」 「うーん、じゃあ一つだけ封印を解く鍵を教えてあげよう」 かなたは眠たくない雅に付き合うように、カードの封印を解くための鍵を教えるという。すると雅は目を輝かせた。 「本当!?」 「もちろん。封印を解く鍵、それはとりあえずカードを信じる事」 「カードを信じる?」 雅はかなたが何を言いたいのか分からないようで、首を傾げる。 「まあ、簡単に言えばそのカードに自分の想いを念じれば良いんだよ。そうすればカードが応えてくれるはずだよ」 「想いを念じる・・・」 そう聞くや否や、雅はカードを取り出し先程デュエルした男に対抗出来る力がほしいと念じた。
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