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「雅!」
「もう起きてたんですね」
「うん、ユー君達が帰った直後に起きたみたいなんだ」
雅は苦笑いしながらそう言うと、悠真達は安心したような顔をする。
「そっか」
「あ、それでね?昨日かなちゃん先生から……」
雅がかなたから、何も描かれていない……封印されたカードの事を悠真達に話そうとした時だった。
ガシャーン!
『!?』
突如部屋の窓ガラスが割れ、そこからかなたが飛んできた。
「あー、いたたた・・・」
「な、何やってるの?かなちゃん先生・・・」
雅はかなたを心配すると共に、かなたを不思議な物を見ているかのような目で見る。
「ん、いやーちょっと野良猫追っかけてたら誤って窓に突撃しちゃった♪」
((何やってんだか・・・))
あははは、と頭を掻きながら苦笑いをするかなたに、悠真と流也は呆れたような顔をする。しかし雅と咲は違った。
「かなちゃん先生・・・違う事やってたでしょ」
「何で野良猫追いかけるのにデュエルディスクを着けてるんですか?」
「ありゃ、隠してたつもりだったんだけどばれちゃった?」
「先生、そのカードは?」
かなたは隠しきれていなかったデュエルディスクを雅達に見せる。そこには一枚のカードが置かれていた。
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