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「封印されたカードっていつからあったの?」
「いや、そんな事私も知らない・・・」
カムイの意外な質問に、かなたもさすがに答えられなかった。
「だよねー、でも何で封印されたカードにはこの世界にまで自分の力を発揮出来るのかな?」
「うーん、そこは神のカードと同じじゃダメかなカムイ君」
「ああ、なるほど」
カムイは封印されたカードの力について、かなたの説明で納得出来たようだ。
「さて、そろそろ我々はカードの中に戻るとしよう」
「精霊界とか、自分の世界って言えない?お父さん・・・」
ウィンダールの言葉が気に食わなかったのか、ウィンダは不満気にそう言った。
「まあ、良いではないか」
「ああ、そう・・・私はもう少し残るよ」
「そうか、ではカムイ、カーム、先に戻るとするか」
『はい』
ウィンダはまだ雅の側に残る事にし、ウィンダール達は先に雅のカードに戻っていった。
「さーて、ウィンダちゃん。ちょっと手伝ってもらいたい事があるんだけど」
「何ですか?」
「私のこの気まぐれ屋を呼び出してほしいんだよねん」
かなたは自分の封印されたカードをウィンダに呼び出させようと、ウィンダに協力を求める。
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