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「では、サレンダーします」
『ええ!?』
まさかの咲のサレンダー宣言に、悠真と流也が驚く。
「サキちゃんなりの遠慮じゃないかな?」
「手加減するとはいえ封印されたカードからのダイレクトアタックは強烈だからねー」
「あ、そっか・・・ありがとう咲」
悠真のためを思ってサレンダーした咲に、悠真はお礼を言う。咲は軽く微笑んで返事とした。
「さて、デュエルが終わった所で・・・タイダルウェイブ・リヴァイアサンがカードを作ってくれたってどういう事?」
「そのままの意味です、雅さん。私のデッキにチューナーがないからと、作ってくれたんです」
雅の問いに、咲は淡々と答える。それを聞いた雅は、自分のカードを見る。
「そんな力が・・・ザ・スピード・オブ・ライトドラゴンも出来るの?」
(言われればやりますが)
「あ、出来るんだ。でも今はいいや」
雅はザ・スピード・オブ・ライトドラゴンがカードを作れるかどうかだけ聞くと、周りをキョロキョロする。
「どうしたんだ雅?」
「いや、ウィンダが居ないなーって」
「ウィンダならエリアルと向こうの方に居ますよ」
咲が、ウィンダの居場所を教え、エリアルと共に居る事を言うと、雅が驚いたような顔をする。
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