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「お、雅ちゃん達じゃないか、どーうしたのん?♪」
「かなちゃん先生ー!何でここに居るの?」
「病院は助手に任せて新パック買いに来たんだよん♪」
「それで良いんすかスーパードクターが・・・」
カードショップの前でかなたに出くわし、病院を助手に任せてきたとどや顔で話すかなたに対し、流也は呆れた顔をする。
「大丈夫、助手って言っても私と同じ医者だし腕は確かだから。それで、雅ちゃんは何しょんぼりしてるの?」
「実はー・・・」
雅はガスタのエクシーズモンスターを買いに来たが、お金が足りず買えない事をかなたに話した。
「って事なの・・・」
「ふむふむ。じゃあ私が買ってあげようじゃないか!」
「ええ!?そんな悪いよ!ただでさえ治療費払ってないのに・・・」
雅はカードを買ってくれるというかなたに、治療費すら払ってないのに買ってもらうのは気が引けると遠慮する。しかし、かなたはそんな雅の気遣いなど気にしない。
「大丈夫大丈夫♪あれ位じゃ治療費なんていらないよ。それに、雅ちゃんのデッキにエクシーズモンスターを入れるのは強化にもなるし、封印されたカードに対抗出来るかもしれないから」
「ううー・・・」
「かなた先生がこう言ってるんだし甘えたらどう?雅」
「親の代わりだと思っていっぱい甘えなさい♪」
「親の代わりならお父・・・ムグッ!?」
葛藤する雅に対し腕を広げて親の代わりだと思って甘えるように言うかなた。その雰囲気をぶち壊さんとするウィンダを、咲が口を押さえて制止する。
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