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「ほい、雅ちゃん買ってきたよー」
「ありがとうかなちゃん先生♪早速この子用にデッキを作るよ」
「ガスタデッキに入れないの?」
「うん。この子はこの子で別に使ってあげたいんだ」
雅はかなたに買ってもらったカードを、自分のメインデッキとは別に作ると、テーブルにカードを広げる。
「ふーん。あ、そだ。せっかくだし呼んでみたら?」
「うん。おいで、風霊使いウィン!」
風霊使いウィン
星3 魔法使い族 風属性
ATK500
DEF1500
効果:リバース:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手フィールド上の風属性モンスター1体のコントロールを得る。
「えへへー、ボクを見つけてくれてありがとう♪」
「ボクっ娘キター!やっぱりウィンちゃんはボクっ娘が一番!」
「えっ、えっ?」
呼ばれていきなり自分の一人称について興奮する雅に、ウィンは困惑する。
「コラコラ、ウィンちゃんが困惑してるよん雅ちゃん」
「あ、ごめんね?ボクは藤野雅、ウィンちゃんのマスターになるデュエリストだよ♪」
「うん、知ってるよ♪だってお姉ちゃんが・・・」
『お姉ちゃん?』
雅とかなたが首を傾げる。ウィンに姉が居る事を知らないからだ。
「ほら、すぐそこに」
「久しぶりだねーウィン♪」
「えっ、ウィンダが!?」
「姿も名前も似てると思ったら・・・」
ウィンの姉、それはウィンダの事であった。これに関してはつい最近明らかにされた。
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