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「そう……ですか」
リコが呟くと二人とも黙り込み、少しの間沈黙の時間が始まった。
元々人と関わるのが苦手なリコにとっては、若干苦痛な時間だ。
「あ、あの……」
「何?」
「あの……いつまでここにいておくんですか?」
リコが恐る恐る訪ねると、ダリスは頭をかきながらため息混じりに。
「そぉ言われても、俺に帰る場所なんてねぇしなぁ」
「そう……ですか」
「ってか、それを言うならお前は帰らねぇのか?」
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