第一夜

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村も自然に囲まれているため、とても空気は綺麗だが。ここは村とは違う空気が漂っている。 「今日は少し奥までいってみましょうか……」 そんなことを呟きながらいつもの散歩ルートを歩き出した。 いつもは同じところをぐるぐる回っているのだが、昨日遺跡の様なものを見付けたため入ってみることにしたのだ。 歩くこと数分。遺跡の入口付近で大きく深呼吸し、腰につけたナイフを握りしめた。 武術等は全くしたことはないため、武器など持っていても仕方がないのだが。このナイフは、言わば心の防具である。 魔物がでてもこれがあるから平気。っと自分に言い聞かせるための。
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