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立ち止まっていてもらちがあかないため、少女は恐る恐る光を発する扉のような物へ近づいた。
近くで見てようやくわかったが、扉が光っているのではなく。扉の隙間から光が漏れているようだ。
なにやら文字が刻まれている扉に手を近づけると、少女の手はきゅうに光を放った。
「なっ……なんでしょう、いまのは」
自分では何をしたか全く分からず困惑したが、戻るわけにもいかないため、少女は勇気を振り絞り扉に手をついた。
何が起きたか良くわからないが、何かが割れるような音がし、扉はゆっくりと開いた。
開いた扉の向こう側には少女が予想もしなかった光景が広がっていた。
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