第二章

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なんか、今日は嫌なことが多いな。まぁ、弟に彼女が出来たことは喜んでやるべきなんだろうけど。やっぱり、俺ってダメなやつだよな・・・。 ん?どうしたんだろ? 少し前の方で、小学生位の男の子が泣いていた。 「どうした?」 「えっぐ、お財布を落とした。」「そりゃ、大変だ。どんな財布なんだい?」 「え~とね、えぐっ・・・。な、なんかね、黒色の財布」 「そっか、わかった一緒に捜そうか」 「う、うん・・・。」 そうして、男の子が通ってきた道を戻ってみると、 「あった!これ!」 「そっか、よかったな!」 「うん、ありがとう!これでおつかいができる」 「お!一人でおつかいかい?」 「うん!」 「偉いな、俺もついていってやろうか?」 「うんうん、大丈夫だよ。」 「そっか、わかったよ。気をつけて行くんだぞ」 「うん、ありがとう。じゃあね~。」 男の子は、大きく手を振りながら走って行った。 はぁ、腹減ったな、何か買って帰るか。 家の近くにあるスーパーで、色々と食材を眺めながらなににするか考えてそして、食材を買いスーパーを出た。 そして、家に帰る道の途中・・・。 俺は、出会ってしまった。非日常、少しの変化 そう・・・。 小さな手鏡に・・・。
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