62人が本棚に入れています
本棚に追加
「まだ…時間あるな」
さっさと教室を出た俺は腕につけた時計を見た。
この時計は拓実に買って貰った物だ。
誕生日プレゼントってくれた。
きっと高かっただろうな…。
「…マックでも買って帰るか」
眠いが、腹も減った。
『腹が減っては昼寝はできぬ』ってな。
「マックは…あっちか」
俺はマックのある駅の方向に歩き出した。
――――――――――――――
駅の方向にしばらく歩いていると……
「あったあった」
そして俺は駅にあるマックを発見し、中に入った。
「いらっしゃいませー」
中はクーラーが効いているのか少し寒いくらいだ。
「えー…と。これとこれ…あ、それも下さい」
「はい、かしこまりました」
俺はいつものようにビッグマックのセットを買った。
しばらくすると注文した品が来たので、俺はそれを受けとり家へと向かった。
いや、向かうはずだった。
「…ん?」
木の下に一人。
こっちを見ている……?
最初のコメントを投稿しよう!