2.衝 撃

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. 「うっわ、やっぱり、すごいブカブカ」 思わず、そう声が出た瞬間、 部室の扉が開き、トーマ先輩が入って来た。 その姿に、頭が真っ白になる。 えっ? どうして、トーマ先輩が? 彼はキョトンとして、こちらを見ていた。 急に自分が今、彼のユニフォームを着ていることに気付き、 どうしよう! と頭がパニックを起こした。 「うわああああ、あ、あの、すみません、 あまりに大きいので、その大きさを私の身体で試してみようかと思いまして、 い、いえ、そうじゃないです、こんなに大きかったら、パジャマにも良さそうですよね」 って、私、何を言ってる? 「すみません、洗濯しなおします、本当に。 ユニフォームはまだありますし」 そう言って慌ててユニフォームを脱ぐと、 彼は呆然としたあと、吹き出すように笑った。 「別に、汚してないんだろ?」 そう言って脱いだユニフォームを抜き取るように手にした。 .
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