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干渉が許されていないにも関わらず、観音様が直々に下界に降り、私に道を示すために来てくださった。
これはむしろ最大の助力なのかもしれない。
観音「そうだ、忘れていた。そなたの名だが…」
彩華「申し遅れました、彩華と申します」
観音「彩華よ、天竺で経典を手に入れるまで、その名は捨てよ。そなたの名はこれより『玄奘』だ」
彩華「玄奘?私の名は…玄奘ですか?」
観音「うむ。三蔵法師、玄奘。これよりはそう名乗れ。本名は隠し名として、胸に隠すがよい」
三蔵法師に代々継がれる名だろうか?
観音「三蔵法師の名は違うが、そなたにはこの名がふさわしいであろう」
…あら?もしかして今心読まれた?というか聞かれた?
観音「我は声を聞くことが全てだからな。我に隠し事はきかぬぞ?」
…つくづく感服します(泣)
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