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私はおそるおそる聞いてみた。
彩華「観音様…?あの…私に告げることとは?」
観音「むっ?そなたは疑わぬのか?」
疑うなど…できない。
こんな圧力を…人間の子供が放てるわけがないのだ。
彩華「私は仏門に身を置く者ですから」
観音「そうか、ならば話は早い。そなたには我から大事な使命を伝えに来たのだ」
彩華「使命…ですか?」
観音「うむ。そなたには『三蔵法師』として天竺に経典を取りに行ってもらいたい」
彩華「えぇ!?私が…ですか!?」
三蔵法師…この世でその名を知らぬ者はいない。
その昔…混沌と化したこの世界に救いをもたらしたと言われる伝説の方。
…で、何故私が三蔵法師??
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