いざ、王都へ!

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「でさ、決闘について揉めてるみたいだけど、何かあるの?」 「えぇ、その……負けた方は勝った方の望みを一つ何でも聞かないといけないのです。命を断てと言われたら自害しなければなりません」 なっ!?それってガチで殺し合いみたいになるじゃないか!? 異世界二回目の戦闘がこれかよ!? まあ、一回目も貞操の危機ではあったけれども…… 「だ、大丈夫ですよ!いくら何でも命までは……「ふはははっ!完膚なきまでに叩きのめしてやる!」ないと思い……ます……」 言ってる傍から殺る気満々!? 「えっと………ご武運を……」 ちょっと、アニエス!お通夜みたいな顔しないでよ!? ガシッ 「へ?」 「さあ、行くぞ!尋常に勝負だ!」 「たーすーけーてー!人拐いー!」 アニエスはあわあわ、ギルバートはやれやれとため息。ライオネスはケタケタと笑っている。 助けろよ王子ズ! 国王達もさて、観戦にいくかって玉座から立ち上がって準備してるし! 娯楽か!?俺の命をかけた戦いは娯楽レベルの扱いなのか!?
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