序章

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「最近面白い事ないなぁ。」 陸はほろ酔いかげんで呟いた。 「お前は遊びすぎやねん。 結婚してんのに飲みにばっかし行って。」 翔は呆れながら言う。 「ほんま奥さん可哀相や。」 陸は翔の小言を気にした様子もなくビールを飲み干す。 「それより翔。海斗が大阪に帰ってきてるみたいやで。 あいつも呼んで今度パーッと飲もうや。」 「わかった。 でもどうせ飲んだ後はキャバクラ行って記憶失うパターンやろ? お前ら二人が潰れたら俺が大変やから飲み過ぎんなよ。」 「まぁ努力する。」 翔は陸と海斗が絶対に飲み過ぎる事を予想して深いため息をついた。
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