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「家政婦でも付けてやればいいさ」 「大地、行くとこあんのか?」 「ないけど……」 「暫く俺ん家来い」 「え?正義……良いのか?」 「大歓迎だ」 「じゃあ……暫く世話になる」 「え、へ?」 どうやら姫川家にお世話になることは決定事項らしい。 「静香には俺が伝えとくから」 「あぁ。頼んだ」 「静香も喜ぶよ。湊も和葉も大好きだから」 「正義さん、ありがとう」 そう言ってニコッと微笑む。 「俺一回家帰るな」 「パパ……」 「大丈夫。荷物運ばせてもらうだけだ」 そう言って頭を撫でてくれた。 「ほれ鍵」 ポイッと鍵を放り投げる正義さん。 「さんきゅ」 「希桜」 「何?」 「湊の事頼むな」 ポンッと希桜の頭を撫でるパパ。
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