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「任せて、大地さん」 「じゃあな」 そう言ってパパは保健室を出ていった。 「湊は全部脱いでベッドに横になって」 「へ?」 「薬塗るから」 「えと……」 服を脱いでベッドに横になる。 「ん、いい子。希桜。」 「ん?」 「湊に薬塗ってやって。痣の所ね」 「りょーかい」 薬はヒンヤリとしていた。 「冷たっ!!」 「大丈夫?」 「大丈夫。」 「マサ、出来たよ」 「よぅし、湊。今日はこのまま休んでな?」 「へ?」 「希桜も特別。湊と一緒に休んでな」 「ありがとマサ。」 僕に服を着せながら嬉しそうに笑う希桜。 「良いの?」 「特別だ」 「ありがとパパ」 「どーいたしまして」
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